2012年12月 室内環境学会
こんにちは、益永研究室M2の畑山と申します。
今回の記事が初の投稿になります。というか、今まで生きてきてブログを初めて書きます(笑)
今後はいろいろな記事を書こうと思っているので、どうぞよろしくお願いします。
さて、今回の記事は昨年の12月に参加した「平成24年度 室内環境学術大会」でポスター発表を行ったことを書こうと思います。
少し前の話となりますが、あしからず^^;
私は「市販の空気清浄機から放散する不完全酸化物の測定およびリスク評価」というテーマで研究に取り組んでいます。
空気清浄機は室内汚染の防止、改善策として広く用いられています。
市販されている空気清浄機の多くは分解法を用いており、分解法は室内汚染物質の一つである揮発性有機化合物(VOC)を酸化分解して除去します。
そして、VOCの酸化分解は、最終的に水と二酸化炭素にまで無機化することが知られています。
しかし、その分解反応は一段階ではなく、様々な分解経路があるため、その分解過程において中間生成物を生成します。
そのため、分解法ではVOCの分解により生成した中間生成物の、室内空気中への放散が懸念されます。
空気清浄機によってVOCの濃度が下がることはメーカー等でも確認されていますが、本研究では分解後の中間生成物に着目し、その測定を行いました。
ポスター発表に対して興味を持っていただきました。
私のテーマは身近なテーマという事で、多くの方々がポスターを見に来てくださいました。また、メーカーの方や室内環境の専門家の方ともポスター発表を通してお話しさせていただきました。
現状況での研究の問題点や、今後着目していったら良い事など、様々な視点からのアドバイスを戴くことができました。
また、私が測定に困っている物質の新規的な測定法を他の発表者の方が発表しており、私の研究を前進させる新たな情報を得ることができました。
学会に出て毎回思うことなのですが、学生にとって学会はすごく有益なものであり、積極的に参加すべきものですね。
私はまだまだ力不足なところがあるので、研究に関しても学会の準備に関しても、難なくこなせるわけではありません。
結果が出なくて焦ったり、ポスター作成のセンスのなさに落ち込んだり、相手に意図が伝わる文章が書けず試行錯誤したりと苦労することが多々あります。正直苦しいと思うこともあります。
でも専門家が多く集まる学会に参加することで、自分の改善点や、より良い研究となるような足がかりを得ることができますし、自分の研究を改めて見直すいい機会になります。
また、学会中は研究者同士でコミュニケーションを十分にとることができますので、新たな人脈を形成することもできます。
学会に参加するまでは苦しいこともありますが、学会に参加すると発表してよかったなと、いつも思います。
今後も学会に参加できるよう、研究を進め、日本語能力やプレゼン能力を向上させていきます!
もし私と同様に研究生活に苦しんでいる学生さんがいらっしゃったら、一緒に頑張りましょう!